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外国人が日本の病院・クリニックを受診する流れ

更新:2026年10月

日本での初めての受診では、どこに行けばよいか、何を持って行くか、どう伝えるかで戸惑う人が多くいます。地域のクリニックを受診する一般的な流れを、順を追ってまとめました。外国人の受診を支える会社や学校の方もご活用ください。

クリニックか、大きな病院か

かぜ、発熱、腹痛、湿疹など日常的な症状は、まず近くのクリニック(診療所・医院)を受診します。クリニックは内科、小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科など診療科ごとに分かれています。

大学病院や総合病院は、重い病気や専門的な検査のための医療機関です。紹介状なしで大きな病院を受診すると、診察料とは別に特別な料金がかかる場合があります。まずはクリニックを受診し、必要に応じて紹介状を書いてもらいましょう。

病歴を知っている「かかりつけ医」を近くに持っておくと安心です。

持ち物

  • 健康保険の資格を確認できるもの:マイナ保険証(健康保険証として登録したマイナンバーカード)、または有効な資格確認書・保険証。ないと全額をいったん自己負担することがあります。
  • 在留カード。
  • お薬手帳(あれば)、または服用中の薬の写真。
  • 現金:小さなクリニックでは現金のみのところも多くあります。
  • 症状のメモ:いつから、体温、飲んだ薬など。
  • 子どもの場合:自治体の子ども医療費助成の受給者証(あれば)と母子健康手帳。

受診の流れ

  1. 受付「初診です」と伝え、保険の資格を確認できるものを出します。予約制のクリニックも多いので、事前に電話やウェブサイトで確認しましょう。
  2. 問診票の記入症状、既往歴、アレルギー、服用中の薬、妊娠の可能性などを書きます。読めないときは「書き方を教えてください」と受付に頼みましょう。
  3. 待合・計測体温や血圧を測ることがあります。名前を呼ばれたら診察室に入ります。
  4. 診察医師が症状を聞き、診察して説明します。分からないときは、ゆっくり話してもらう、紙に書いてもらうなどしましょう。病名、再診の必要、すぐに受診し直すべき症状を確認します。
  5. 会計自己負担分(保険があれば通常3割)を支払います。領収書は年末の医療費控除のために保管しましょう。
  6. 薬局薬が処方されたら処方箋を薬局に持って行きます。処方箋の有効期間は交付日を含めて4日間です。薬剤師から飲み方の説明を受け、薬袋を受け取ります。

診療時間と休診日

昼休みがあるクリニック、日曜・祝日や平日の午後に休診するクリニックも多くあります。受診前に診療時間を確認しましょう。夜間や休日は、多くの地域で休日夜間急患センターなどが診療しています。市区町村のウェブサイトで確認できます。

呼吸が苦しい、強い胸の痛み、意識がないなどの緊急時は、クリニックが開くのを待たずに119番に電話してください。

ViCare

ViCareでできること

ViCareでは、症状から受診する診療科の目安を調べ、その科の近くの医療機関をGoogleマップで探せます。受付では日本語の緊急医療情報を見せ、診察室では通訳を使い、薬袋はカメラで読み取れます。

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よくある質問

健康保険がなくても受診できますか?
受診はできますが、費用は全額自己負担です。3か月を超えて日本に住む外国人は、原則として公的医療保険への加入が必要です。保険の資格確認書類を忘れた場合、いったん支払い、後日持参すると返金されることもあります。受付でご確認ください。
日本語が話せる人の同行は必要ですか?
可能であれば、特に重い病気や同意書への署名が必要な場面では同行をおすすめします。ひとりで受診する場合は、日本語の症状メモを用意し、ViCareなどのツールを活用してください。
処方箋はいつまで使えますか?
院外処方箋の有効期間は、交付日を含めて4日間です。過ぎた場合は医師に再発行を依頼します。

この記事は一般的な参考情報であり、医師・薬剤師・行政機関の助言に代わるものではありません。制度は自治体によって異なり、変更されることがあります。受診先や市区町村の窓口でご確認ください。

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